![]() 本会の建築士受験対策講座は、中央省庁 県庁や我が国を代表する企業の研修に採用され、公立大学の社会人公開受験対策講座にも採用された実績を有しています。 |
|
![]() |
![]() |
![]() 本年の試験課題の特徴、本質的な意味について ![]() 注意事項 試験問題を十分に読んだうえで、「設計製図の試験」に臨むようにしてください。なお、設計与条件に対して解答内容が不十分な場合には、「設計条件・要求図書に対する重大な不適合」と判断されます。 本年の試験課題は専用住宅(木造)で、一見何の変哲もない極めて単純なもののように思われるものですが、実はそこにこそ、この課題の本質的な意味、ある種の難しさがあるようにも考えられます。
これまで二級建築士設計製図試験、特に木造の課題として実に多くの住宅に係わる専用住宅、または店舗等を併設した併用住宅の課題が出題されてきました。 以上のように、実に様々な専用住宅としての課題が、その専用住宅の内容が付記されて出題されている訳ですが、それでは、本年の課題のように副題が付記されずに単に「専用住宅」と出題される場合、どのような内容の課題となり得るのか、以下に考えてみることとします。 (1)「専用住宅」の内容の副題が付記されずに、ただ単に専用住宅として出題されていることからは、当然、上記のような様々な付記の内容が含まれた課題となることがあり得ると考えられますので、それだけに実に様々の内容の専用住宅としての課題が出題される可能性があると考えられます。
(2)上記のように様々な内容が付記された専用住宅の課題が過去に出題されてきた訳ですが、実はその中でも「家族のライフステージの変化に対応できる三世代住宅(平成29年)」は特に注目される課題であったと考えられます。
(3)特に付記のない単なる「専用住宅」として、上記(1)(2)のように実に様々な内容の専用住宅が含まれる訳ですが、他方、特別の内容を含むものでもない一般的な家族構成のごく普通の専用住宅であっても、例えば敷地に高低差がある場合で、敷地の南側にしか道路が接しておらず、北側に向かって上げ勾配となっている場合に、南側にとるべき庭に極力影響を与えずにどのようにアプローチとしてのスロープ等を計画し、駐車場を計画するか等、高度な計画力が必要となります。
以上、特別に課題内容についての付記のない単なる「専用住宅」として出題される可能性のある様々な課題例について考えてみましたが、今回の課題は、従来の例にない出題形式であることから考えてみますと、やはり上記の(2)に該当する課題となる可能性が最も高いとも考えられますが、上記の(1)(3)のそれぞれの場合についても、様々な内容の課題として出題される可能性があり、更に(1)(2)(3)の組み合わされた課題となる場合を考えてみますと、実に様々な内容の課題が出題される可能性がある訳で、結局、特別な付記がないということは逆にそれだけ出題範囲が広くなり得るとも考えることができる正に歴史的ともいえる課題であるともいえます。 本会の設計製図講座では、通学、通信講座ともに全く同一のカリキュラムによる厳選10課題の演習・添削により、基礎からの設計力、製図力の徹底養成を図るとともに、上記のようなどのような課題にも共通的に対応できる着実なエスキース力の徹底養成を図ります。 |
|
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場3-23-2 内藤ビル401 一般社団法人全日本建築士会 |