全日本建築士会について 50余年の建築士育成事業の実績をもとに、社団法人全日本建築士会が総監修した、建築関連資格の特別養成講座

新傾向問題>合格トピックス>学科試験の、結果を踏まえた来年度試験への対応(一級)

平成22年度一級建築士学科試験の総評

今年度一級建築士学科試験の、結果を踏まえた来年度試験への対応
このほど、昨年度の試験制度改正以来2度目となる今年度の一級建築士学科試験の結果が発表されました。昨年度の学科試験が比較的易しかったことに反して、本年度の試験は相当に難度の高いものとなりました。(何故このように、試験の難度が低くなったり高くなったりするのか疑問を抱く方もおられるかも知れませんが、元来、出題者側として丁度適格な難度の問題を作成することは非常に難しいため、このような難易度のブレが生じると推測されます)
今年度の試験では、上記のような結果、各科目ごとの基準点は昨年度と同点としたものの、総合基準点は昨年度の97点より大幅に下げられ88点と補正されました。(目標総合基準点90)。このように総合基準点は補正されたものの、受験者の合格率は、昨年度の19.6%から今年度は15.1%と一昨年並みの水準となり厳しいものとなりました。但し、平成18年度の合格率10.0%、平成19年度の合格率11.3%は、今年度の合格率よりも更に低い数値であったため、一概に本年度の試験が近年では特に難関であったとはいえません。(試験問題が難しいことと、合格が難しいこととは必ずしもイコールでないことにも留意する必要があります)
本年度の試験の内容については、既述のように全体的に難度が高くなっているものの、各科目とも新規な分野からの設問が例年に比べて特に増加している訳ではなく、過去の類似問題を基にしながらも、より深く理解しているか、より高度な応用力が身についているかを問う設問が増加しているのが特徴で、それが全体の難度が上がっている主な要因であると考えられます。
このため、従来にも増して理解力を深め、高度な応用力を身につけることがポイントとなりますが、そのためには、着実に基礎力を身につけておくことが重要な前提条件となります。確固たる基礎力なしに確固たる応用力を築くことはできません。着実な基礎力を身につけておくことにより、先ず基礎的な過去問に類する問題を確実に解くことができ(基礎的な問題を確実に解けることが、先ず重要な前提条件です)、その上で、高度な応用問題を解くことができる能力を身につけておくことが合格のための必要で十分な条件となります。
他方、いわゆる全く新規な分野からの難問が解けるか否かはそれほどに合否を分ける重要なポイントでなく、いたずらに新奇な難問に目を奪われるのは限られた時間内に効果的な準備を進めるためには得策でないことにも留意する必要があります。
以上から、できるだけ早い時期からの着実な準備を計画的に進めることが合否を制する鍵であるといえましょう。
- 2010年9月7日 -
全日本建築士会の、設計製図講座
一級建築士講座 国土交通省認可、社団法人全日本建築士会による長年の実績を有する、低価格・高品質・高実績の講座です。

重点事項対策の解説DVDを無料プレゼント。

詳細な傾向と対策、解説DVDを無料進呈! 当講座に資料請求、またはお申し込みの方全員に、「傾向と対策、解説DVD(当講座の総合監修者・元国土交通省室長による)」を無料プレゼントしています。

早期の準備が確実な合格への鍵となります!

>> 早期優待割引実施中

いま、当会の講座に資料請求された方には、当会講座の総合監修者(元国土交通省室長)による、詳細な傾向と対策DVDを無料でプレゼントしています。

Copyright(C) 2005 社団法人全日本建築士会. All rights reserved.