全日本建築士会について 50余年の建築士育成事業の実績をもとに、社団法人全日本建築士会が総監修した、建築関連資格の特別養成講座

新傾向問題>合格トピックス>設計製図の課題発表(二級)

平成 24年度二級建築士 - 課題の解説と講座の特徴 -

要求図書

  • ■1階平面図兼配置図
  • ■2階平面図
  • ■立面図
  • ■断面図
  • ■面積表
  • ■仕上表
  • ■主要構造部材表
  • ■計画の要点等
  • なお、計画の要点等については、概ね100〜200字程度で課題における特定の要求室に関し、その計画等に当たって工夫した点等を具体的に記述するものとする。
  • (注) 答案用紙には、1目盛が5ミリメートルの方眼が与えられている。
課題の解説

本年度二級建築士設計製図試験の
課題の特徴と合格の鍵

本年度二級建築士設計製図試験の課題は、多目的スペースのあるコミュニティ施設 [ 鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)2階建 ] と発表されました。鉄筋コンクリート造の課題は近年では「地域に開かれた絵本作家の記念館」が出題されていますが、この時の課題では、単に単体として建物を敷地内に計画するのではなく、それがどのように地域と関係し、開かれたものとなっているか、かなり高度な建築計画力を問うものでした。本年度の課題もこの時の課題と同様に相当に高度な建築計画力を必要とするものとなることが予測されます。
本年度課題について特に留意すべき点として、以下のような点が考えられます。
  1. 従来、比較的出題例の多かった住宅等の私的性格の強い建築物に対して、地域住民が使う地域との関連性が強い公的性格の強い建築物であること。
  2. 「多目的スペースのある・・・」と課題に記されていることから、多目的スペースが計画上の主要点となることから、コミュニティ施設における多目的スペースの在り方等について充分研究しておく必要があること。
  3. 地域との関連性が強い建築物であることから、敷地の周辺環境等の条件にも充分留意する必要があり、また建築物の内部空間と外部空間との関係も重要なポイントとなる可能性があること。
  4. 鉄筋コンクリート構造についての理解度を高め、あくまでも一般的なスパン等、鉄筋コンクリート構造の特性に則した、簡潔明瞭な平面構成とすること。
  5. 課題条件、敷地条件等に対してどのように考えて解答の計画案に至ったかを簡潔に記述する能力を養成しておくこと。
  6. 鉄筋コンクリート構造の図面を正確にスピーディに描ける能力を着実に養成すること
以上のほかに、特に本年度からの設計製図試験の見直し点として公表されている、「詳細な課題与件は受験者自身で考えること」という点に対応するため、コミュニティ施設の性格、コミュニティ施設に必要な部屋等、コミュニティ施設に係わる一般的な知識を着実に身に付けておく必要があります。
以上のような本年度の課題への留意点に対応して、合格を確実にするための最も重要な鍵は、着実な建築計画力を養成することであり、そのためには、単に練習課題の数をこなすことよりも、精選された練習課題によって的確な計画上のポイントを着実に身に付けて行くことが必要です。
- 2012年6月6日 -
課題の解説

新傾向に対応する徹底指導体制

合格の鍵となる重要ポイントについて、厳選された練習課題により、基礎から応用まで徹底指導します。

建築計画力の養成

周辺環境に充分配慮した配置計画と建築計画は一体の関係にあり、合格を左右する最重要ポイントであることは申すまでもなく、ゾーニング・動線計画等について懇切丁寧に指導します。

計画主旨記述力の養成

本年度試験から導入されることになった設計主旨の記述について必要とされる計画・設計意図の主旨を簡潔・明瞭に記述する能力を身に付けるための指導を懇切丁寧に行います。

鉄筋コンクリート造の製図力の養成

正確に、スピーディーにRC造の平面図、断面図等の製図をする力を身に付けるための要点を実例に即して、懇切丁寧に指導します。

コミュニティ施設についての必須基本知識の完全取得

本年度試験から設計の与条件の詳細事項については、受験者自身で考えることが必要となったことに対応するため、二級建築士試験の対象となる近隣地域密着型の小規模コミュニティ施設について、必須基本事項に係わる知識が、厳選された練習課題により身に付くように指導します。

設計製図受験講座

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