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平成 23年度二級建築士

 設計製図試験の総評

平成 23年度設計課題

「趣味(自転車)室のある専用住宅」(木造2階建)

23年度二級建築士設計製図課題の内容の、特に目立つ特徴としてあげられるのは、近年の出題課題の特徴でもある外部空間の計画の比重が増してきている傾向が一層はっきりしてきていることです。
すなわち(1)趣味室には屋外からの専用の出入口を設け、かつ趣味室に隣接して屋外テラスを設け直接屋外テラスに自転車を持ち出すことのできる出入口も設ける。(2)ガーデニング用の庭を設け、ガーデニングのしやすいように、家事室をその庭に隣接して設けて直接行き来できるようにする。(3)ガーデニング用の庭にある花壇は直接、居間から眺められるようにする。(4)駐輪スペースを設け、自転車は植栽等によって直接道路から見えないようにする、等から、設けるべく指定された屋外施設の計画をいかに建物の諸室との関連を考慮して計画するかが合格の鍵ともなると考えられます。
以上は、従前のとりあえず必要条件に合った建物の計画を一義的に考え、次に外部施設の計画をそれに関連づけて考えるような手法では対応できないもので、計画当初から入念に屋外施設との関連を考えて行く、より高度な建築計画力を要するものとなってきたといえます。
当会では、趣味室と屋外テラスとの関連を重視した練習課題を用意するなど、外部空間の計画を重視した建築計画力の養成にも重点を置いてきましたが、今後の出題課題にも以上の傾向が続くものと留意する必要があると考えられます。
総じて、正確な製図力を身につけることは無論のこと、特に外部空間との関連を考慮した高い建築計画力を身につけるこは、24年度の試験でも合格の重要なポイントとなるといえましょう。

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