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改正建築士法

一級建築士試験の試験内容見直し 1月7日更新

社会資本整備審議会建築分科会基本制度部会の「建築制度小委員会」のとりまとめが、発表されました。その中から、一級建築士試験の試験内容見直しの方向について、「見直しの基本的考え方」「見直しの方向性」の部分を引用してご紹介します。

見直しの基本的考え方

  • 建築設計の高度化・専門分化に留意した上で、建築設計全般に関する基本的な知識・能力等を確認するとともに、専門分化している建築設計を調整し、取りまとめていく基本的な知識・能力等についても確認できる試験内容とする。
  • 建築設計の実態からみて、出題分野のバランス、出題内容を見直す。
  • 現在の試験内容と比較して、受験生に過度な負担を強いることのないように留意する。
  • 試験内容見直しは平成21年試験からとし、その内容は平成20年4月までに概ね確定させる。

見直しの方向性

 1)学科試験
  • マネジメント、環境・設備、建築士法や職業倫理、構造全般に関する出題を増加させる等の見直しを行う。
  • そのうえで、現行の学科1(計画)について、「計画」と「環境・設備」の2つの科目に分離する。
  • 具体的な科目及び科目ごとの設問数は、
     (1)計画:20問程度、(2)環境・設備:20問程度、(3)法規:30問程度、
     (4)構造:30問程度、(5)施工:25問程度
     とし、これまでの五枝択一方式を四枝択一方式に変更する。
  • なお、試験時間は現在の合計6時間から、30分〜1時間程度延長させる。
 2)設計製図試験
  • 現行の設計課題における要求内容は概ね維持したうえで、周辺環境に配慮した建築計画、配置計画等を要求することとする。
  • 現行の設計課題に加え、記述・図面表現等の手段により、構造設計や設備設計の基本的な能力を確認する出題を行う。
  • なお、試験時間は現在の合計5時間30分から、30分〜1時間程度延長させる。

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