創立50周年記念
特別講演会「甦る桂離宮」
創立50周年を記念して、平成20年6月28日(土)に東京都千代田区の如水会館で、本会の佐藤 理(さとうおさむ)会長による特別講演会が開催されました。
講演の内容(建設通信新聞より)
佐藤会長自ら「甦る桂離宮」と題して、1976年(昭和51年)から91年(平成3年)にかけて、断続的に行われた桂離宮修理工事の概要と、これによって明らかにされた、創業当時の江戸時代初期における建築技術の高さを紹介した。
佐藤会長は、今回の修復工事に携わった体験を交えながら、「一般の木造住宅がおよそ150周年周期で解体修理が行われるのに対し、桂離宮は300十数年もった」「屋根の傷みが始まると、雨水が漏れだし、建物が腐り始める」「最近は屋根の傷みが早くなっているようで、20年くらいで葺き替えなければならなくなっているようだ。材が劣っているのかもしれない」「桂離宮の屋根材はいい材料を使用していたから、葺き替え周期も長く、建物も長くもった(中略)」「木材も全国各地を調べ、厳選されたもので取り替えることができた」などと、極力、昔のやり方で行ったほうが、結果として建物を長持ちさせることができると力説した。(建設通信新聞平成20年7月4日より一部抜粋しました)
テーマ | 甦る桂離宮 |
日時 | 平成20年6月28日(土)14:00開演 |
会場 | 如水会館(東京都千代田区一ツ橋2−1−1) |
*講演者略歴
佐藤 理(さとうおさむ)。全日本建築士会会長、元宮内庁京都事務所専門官、元ハーバード大学ライシャワー研究所客員研究員
社団法人全日本建築士会
TEL:03-3367-7281 E-Mail:
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